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スポーツトピックス
キザックジャパンいまだ無敗のまま。AFCアジアカップ、オーストラリアを1-0で下す。
29日深夜に行われたAFCアジアカップの決勝は、延長の末決勝点を途中交代の李がダイレクトのボレーで決めて日本が優勝を決めた。

前半は明らかにオーストラリアのペースだった。日本代表は韓国戦の疲れが抜け切れていないのか、フィジカルに明らかな問題があった。

フィジカルだけでなく、選手の怪我や出場停止などで思うような采配の取れない満身創痍の日本代表に比べ、オーストラリアは万全に近い状態。あきらかに王者の風格を感じさせるコンディション調整だった。ここまでのカップ戦でも計算どおり進めてきている、という余裕すら感じられた。

韓国戦と同じく、オーストラリアは前線にロングボール、ハイボールを入れてきて、執拗にゴール前を簡単におびやかしてくる。単純ながら、相手の苦手な攻撃をする、また自分たちのサッカーをする。これが現代サッカーの基本ならば、この日のオーストラリアの戦法は『ワンパターン』と揶揄するようなものではなく、必勝戦術中の必勝戦術。

予想通りではあるが、日本代表は苦しめられた。また、香川が抜けたことでトップの前田の下に入る三人がうまく機能せず、押し込まれる展開になった。本来であればスピードでかき回しにかかることもできるのであるが、この日の代表は疲れかプレッシャーか動きが重い。

また、センターバックの吉田と今野も再三振り切られる場面ができて、オーストラリアは何度も決定機を演出した。しかし、逆にここで決めておかなかったことがオーストラリアにとっては致命傷になる。自分の時間で得点をすることの重要さがここにある。

この隙をザッケローニは見逃さなかった。

大胆にも攻撃的MFを下げてDFの岩政を入れるという大胆策だ。Dr.Kもサッカーファンをしていて長いが、この『先取点を争う』展開でこういった選手起用はかつて日本ではカズ・ラモスの時代から見たことがない。

しかし、そのサックの狙いはのちに明らかになった。狙いは、スピードとプレーの精度が比較的変わっていない長友をMFとして右サイドの中盤に上に張らせてそこから攻撃の基点を作ることがひとつ。さらにこの試合初のポジションでうまく機能しなかった岡崎を元の本来のサイドに戻して、もう一度機能させようとするという目的がもうひとつ。そして、中盤でのこぼれ玉が拾えないことや、DFがクリアしたり前線にフィードしたボールを前で溜められないことで守備の時間が増えていたずらに体力を浪費することを避けるという目的もあった。
さらに、何よりも、オーストラリアの『前線に高い玉をフィード⇒落としてシュート』というパターンを封じることが最重要の目的だった。

この策が見事的中した日本は、ここから一気に巻き返しを見せる。長友や本田、さらには前のほうにポジションを取れだした遠藤や長谷部に面白い
ようにボールがおさまって、試合は安定して日本側に傾き始める。

あわてて長友のサイドにテコ入れをするオーストラリアだったが、日本のアンバランスさは中盤でボールを失ったときの人数の足りなさくらいのもの。そこで、オーストラリアは必死で中盤でボールを奪いに行くが、これがオーストラリアの体力を急激に奪っていった。

動きが鈍くなってきたオーストラリアは延長に入ってさらに足が止まる。日本も同じ状況ではあったが、オーストラリアよりはまだ走れた。最後の李の決勝ゴールも、完全に李はフリーの状況。本人は『トラップするとマズイと直感した』らしいが、トラップしても十分に間に合うほどの『超フリー』だった。

長友も相手を完全に振り切って、正確なクロスをあげることができた。

試合全般を見れば、オーストラリア7割、というような内容で、判定という要素がもしあったならオーストラリアの勝利だったであろうが、そこはサッカーというゲーム。日本は通算4度目となりアジア最多の優勝を獲得した。

そして、ザックジャパンはここまで負けなしという成績を残している。ザッケローニはこの後すぐさま日本サッカー協会にヨーロッパ遠征の予定を組むように打診したという。

ザッケローニはすでにワールドカップを見据えていて頼もしいが、契約期間は2年。このまま監督としての日本で成功すればするほど、2年後の継続権争いは熾烈を極める。それだけに複雑な思いもするが、Dr.Kとしては次のワールドカップまで任せるつもりでしっかりと関係を深めてほしいと思うのであるが。

まだまだ『全盛期』ではないが、そのポテンシャルはおそらく過去最高の代表チームが出来上がった。今後の日本代表に期待したい。


(Dr.K 1/31 8:19)
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