社会トピックス
齦沒第一原発4号機が火災。(3/15 10:00)
15日の午前10時前、福島第一原発の4号機で火災が発生されていることが確認された。

4号機は、他の1〜3号機と違い、震災発生時には休止中であったが、すでに使用済みの核燃料が熱をもって水素を発生させ、水素爆発を起こしたと推測されている。

これによって、枝野官房長官は『放射性物質』が大気中に放出された』とし、その量も最大400ミリシーベルトと過去最大の量が観測された。

この原因が火災にあるかどうかは、2号機の爆発や、1号機と3号機の対処も含め解析中であるが、さまざまな要因が重なって、いずれにしろ大量の放射性物質が放出されたことは間違いない。

首相は昼の会見で『冷静に対処してほしい』と発言したが、すでに30キロ圏内にも屋内待機指示が出ており、半径20キロ内にいまだ取り残された形になっている病院の患者や医師らも現在特殊な装備を施した自衛隊によって救出されているという。

放射性物質による人体への影響は、大気中での拡散作用によって、距離の二乗に反比例して影響が減るのであるが、それでも風の向きや強さ、さらに大気の状態などによって、部分的に高い濃度のものが襲いかかってくる可能性もあって、注意が必要だ。

また、火災はすでに鎮火されたという情報であるが、この後も同様の事態が起こることは十分予想され、このまま事態が収束の方向に向かうとは、もはや誰にも断言できないという『事実』が次々と起こっている。

現在1号機〜3号機は爆発のあと、海水の注入が進み冷却が進んでいると言われているが、関係者や政府からも『これをいかに維持するかが問題だ』という声が出ている。

東京電力に対しての批判も高まってきており、輪番停電を出したりひっこめたりという対応も、「善意」として捉えられず、悪意として批判の対象となる始末。

ここで一度仕切りなおして互いに協力しながら事態を対処にあたる姿勢を東電、政府、国民、被災者とともに見せていかねばならない。

実際、現場で命がけで戦っているのは東電の社員と、自衛隊や警察の特殊任務の方々。

批判によって真実を究明しようと怒号をあげるマスコミも確かに必要ではあるが、こういった人間が全面に出ているようでは心もとない。今は批判より協力を、と呼びかけたい。
(Dr.K 3/15 16:43)
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