スポーツトピックス
ウ2010FIFAクラブワールドカップ(トヨタカップ)優勝はイタリア『インテルミラノ』に。圧巻の試合運びでアフリカ勢を一蹴。
 今回の緒戦では、南米代表のクラブチーム、ブラジルのインテルナシオナルが、南アフリカ代表のマゼンベ(コンゴ)に敗れるという大会初の番狂わせが起こった。
 FIFAランクも130位というサッカー後進国が一気に世界の舞台へ──

 どの新聞にも『マゼンベ』の文字が躍った。そして、守護神キディアバの名前も今回のクラブワールドカップで誰もが胸に刻んだであろう。

 その勢いに乗る決勝は、クラブワールドカップ史上初となる『南米×ヨーロッパ』ではなく、『南アフリカ×ヨーロッパ』の構図になった。

 しかし、その結果は、現サッカー界では世界一のストライカーとされるFWエトー率いるミラノの圧勝。3−0と大きく水をあけられた形に終わった。

 試合展開も1得点1アシストのエトーを中心に安定した王者の試合運び。今年三冠をとったチームはすばらしく安定していた。

 試合終了後にはマゼンベの選手たちがMVPエトーの元に次々と寄っていって記念撮影を行った。いまや『アフリカの英雄』たるエトーの存在を思わせる一場面。

 カメルーン代表のエトーがヨーロッパの代表として、出身地と同じ南アフリカ代表のマゼンベに引導を渡す結果になったのは皮肉であるが、それでも今回のクラブワールドカップはまたアフリカのポテンシャルをおおいに世界に見せ付けた。

サッカーは南米とヨーロッパだけのものではない─その想いが伝わる熱い試合だった。

ちなみに、そのマゼンベに2−0で破れたインテルナシオナル(ブラジル)は、3位決定戦で韓国の城南に4−2で圧勝。終盤に今期で引退を決めている伝説のゴールキーパー、パトが出場し場内サポーターを沸きあがらせる一場面もあった。
(Dr.K 12/20 15:39)
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