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中国外務省の姜瑜報道官は、会見で、『尖閣諸島は古くから中国固有の領土で（中略）この事実を変えようとするいかなる言動も無駄だ』と述べた。
もはや毎年の恒例行事となりつつある尖閣問題。中国は原理原則の国だから、世界のすべての人民領土、資産は自分のものだと思っているわけで、尖閣に限定したものではなくて、もっと広義に『世界は中国のモノだ』と言っている国の言うことをいちいち間に受けていたらｷﾘがない。
日本人は、日本に理解を示している良識ある多くの中国人との間でよりよい関係をこれまで通り粛々と築いていけばいいわけで、中国共産党はほうっておけばいい、というのがDr.Kの結論。
当然、中国の日本大使館はこれを『受け入れない』としてはじいたが、これも普通の対応。
中国が尖閣の主権だという事実を変えようとするいかなる言動も無駄だ、というなら、日本も同じで、日本のもつ尖閣の主権は中国がなにを言おうと無駄だ、とそのまま返しておけばいい。
いつか尖閣周辺で軍事的な衝突も起きるだろうが、それは絶対に譲ってはならない一線なので、中国に合わせて哨戒や抗議、場合によっては実効支配をおこなう準備だけをこれも粛々と進めておくのが賢い選択だ。
あえて、ｹﾝｶをする必要もないが、あえて譲る必要もない。それで十分だと思う。
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